ファミコンを欲しいと思わなくなった少年が手にしたかったもの
時は1987年。
ファミコンが世の中を席巻していたころ、MSXをきっかけにしてパソコンというものに興味を持ち始めた子供の頃、
クリスマスにファミコンを買ってもらおうとして売り切れていたことをきっかけに、セガ(SG-1000II)、MSX(MX-10)を手に入れた少年は、
次こそはファミコンを!!!
とはならずに、他のパソコンを親にねだるという暴挙に出ました。
PC-8801FH
当時、当たり前ですが両親とも完全なるアナログ世代だったにもかかわらず、「パソコンだったら将来の役に立つのではないか」と理解を示してくれたことをきっかけに、PC-8801FHを手にすることになったのです。
いま考えても、感謝しか無いですよね、これ。
思い切った判断だと思います。
そこからは、MSXとPC88の両刀遣い?になっていくわけですが、、、
パソコンゲームっぽいゲーム
MSXのゲームは、なんだかんだ言っても一般ゲーマー向けのゲームが販売されていたのに比べると、
PC88のゲームは、うまく説明しづらいのですが、今までに触れることのなかった「パソコンゲームっぽいゲーム」を体験できたような気がします。
説明が少なかったり難しかったりで、ちょっとやってみようといったタイプのゲームがあまりなかったような気がします。
それがまた、特別な領域に踏み入れた感覚というか、特別な感情を抱くことができたというか。
そんなにいろいろなゲームを体験できた訳ではなかったのですが、ファルコム作品を中心に、パソコンゲームの大定番である「ザナドゥ」や「イースI・II」、「ソーサリアン」をほぼリアルタイムでプレイできたのは、個人的にはとても大きいかなと思いますし、
これらの作品は、間違いなく現在わたしが好きなゲームのタイプであったり、作ってみたいゲームの源流のひとつと言っても良いかもしれません。(やや言い過ぎかも?)
結局、PC88を用いて作ったゲームは少ないのですが、フロッピーディスクに初めて触れてみたり、専用モニタに初めて触れてみたり等、思い入れの深いマシンであったことに変わりはありません。
ただ当時、PC-8801MHを所有している友人がいて、フロッピーディスクが2Dではなく2HDであることは正直羨ましかった・・・。
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