前作(れっすん20とう!)で、マップチップ画像とかを友人に作成してもらい、今までの作品よりはちょっと見た目が良いゲームが作れましたので、その素材を流用したゲームを作ろうと思いました。
いままで、スクロールを伴うゲームはほとんど作ったことが無かったので(一応 HSP(Hot Soup Processor) でオーソドックスなロールプレイングゲームを作ったことはありましたが)、今回はスクロールを伴うアクションゲームを作ろう、と考えました。
さらに、当時の心境が全く思い出せませんが、
「マウスだけで遊べるゲームを作ってみたい」
という思いがあったようです。
といっても、左クリックと右クリックだけですが。(つまり、十字キーを使わずにAボタンとBボタンだけ使って遊ぶゲーム、という発想ですね。)
そこで作成したゲームが「れっすん20らん!」です。
ゲーム概要
- 勝手に右側に歩いています。強制スクロールです。
- 左クリックを押すとゲージが増えていくのでタイミングよく左クリックを離すと、ゲージの分だけジャンプします。
- 右クリックを押している間は走っています。早くスクロールする分、ちょっとずつ前進することができます。
- ブロックにひっかかったるとその分左に下り、敵(お師匠様)にぶつかると少し左に吹き飛ばされます。
- 一番左まで下がってしまうとゲームオーバーです。
使用したツール
Visual C++ と elライブラリ を用いて開発しました。
もうしばらくこの組み合わせによる開発を続けていくことになります。
グラフィックについては、前作(れっすん20とう!)を作ったときに友人に作ってもらったマップパーツをそのまま用いることで、今回作成したグラフィックはほとんど無し、という省エネ開発を実現しました。
(そのかわり、前作(れっすん20とう!)と見た目がほとんど変わりませんが)
音楽については、CakewalkでMIDI作成していたようです。
ちょっとしたタイトル音楽やゲームクリア時の音楽を新規作成し、メインテーマは何故か大学時代に組んでいたバンド用に作曲した楽曲を用いておりました。さきほど確認して思い出しました。懐かしいですね。
目指したもの
これは一体何を目指して作られたゲームなのだろう・・・
かなり時間が経過しているからということもありますが、作った本人でさえ、何を目指して作られたゲームなのかわかりません。ただ、
- マウスで遊べるゲーム
- スクロールするアクションゲーム
という題材のみで作り始め、作りきったゲームであることは間違いありません。
実際に出来上がったもの
目指したもの欄で書いた箇条書きの2項目は達成しました。まあ達成するだけであればできますよね。
面白かったかというと・・・
シンプルな操作な割にはくせのある動きであったりとか、ステージが1つしかないとか、そのステージも固定マップであったりとか、謎の雲が右上に鎮座していたりとか、
特に反響も無く、自分としてもとりあえず作り終わったということであまり愛着もわかずに振り返らずに次の作品に進んでいったように記憶しています。
思い入れが強すぎてもリリース後のギャップでへこんだりして良くない面もありますが、思い入れが弱すぎるのも、ちょっと悲しいですね。
リリース後に思ったこと
れっすん20シリーズとして、次に新作は何にしようかな?なんて考えていた時期があったはずなのですが、その後れっすん20シリーズを意欲的に続けていくことはありませんでした。
本作を作っている最中か、作り終わった直後くらいに、もう次に作るゲーム案があって、それがBomberBomber2だったんですよね。
これが正直かなり思い入れの深い作品になってしまった為、れっすん20シリーズに戻ることは無くなってしまった、というのが正直なところです。(一応、もう1作だけリハビリ用に作成したものはありますが。)
れっすん20シリーズにそれなりの愛着はあったけれど、どうしてもそれを上回るものが出てしまうと、そちらばかりが気になるようになります。
とはいえ、20年近く経過した今こそ、何らかの形で復活させても良いのかもしれないなぁ・・・なんてこの記事を書きながら思ってみたりしました。振り返ることも楽しいものですね。
2000年8月作
コメント